第二話 再会と、旅立ち
『識別信号確認、機体名。ヒュッケバイン』
その声が聞こえたと思った次の瞬間。
黒い翼を持った漆黒の機体は、恐るべきスピードで相沢祐一に襲い掛かった。
「ちぃぃぃぃぃぃっ!!」
祐一は即座にグラビティウォールを展開させた。
ヴォン・・・!!
空間の歪みと共に生み出された、重力場が黒い機体を弾き飛ばす・・・はずだった。
ギャシャアアアアアアッ!!
黒い機体は弾き飛ばされることなく、その場に存在していた。
まるで何かがひび割れ引き裂かれるような音があたりに響き続けている。
何かが、祐一のゲシュペンストの生み出したグラビティウォールと拮抗しているのだ。
その正体はすぐに分かった。
『敵パーソナルトルーパー、グラビティテリトリー展開』
ゲシュペンストのコンピュータ音声が冷静にそれを告げる。
それを聞いた祐一は驚愕した。
「グラビティテリトリー、だとっ!?」
グラビティテリトリー。
それは祐一のゲシュペンストが生み出しているグラビティウォールと基本的には変わらない。
ただ、その違いは・・・圧倒的な出力の差。
それを使えるということは・・・
「・・・くそっ・・・少なくともヒュッケバインクラスのマシンには違いないってことかよ!」
全方位モニターの前面に映る、黒い機体が徐々にグラビティウォールを押し返し、重力場を破壊しようとしていた。
「・・・くうっ・・・・!!このままじゃ・・・・・やばい・・・・!!」
ギシィィィィィィ!!
空間が悲鳴をあげるような音が、さらに強まっていく。
コクピットにレッドランプが点灯する。
このままでは、オーバーヒート・・・いやそれよりも敵のフィールド突破が先かもしれない。
『出力、30%に低下・・・フィールド稼働率・・・0』
その瞬間、ゲシュペンストのグラビティウォールが消失した。
ギンッ!!
紅いメインカメラ・アイを点灯させて、”ヒュッケバイン”がゲシュペンストに迫る・・・!!
しかし!!
「!!」
いきなり”ヒュッケバイン”が横っ面を殴られたように弾き飛ばされた。
”ヒュッケバイン”はそのまま近くの倉庫を押しつぶすように突っ込んだ。
「・・・・!・・・名雪か!」
祐一がモニターを確認すると、そこにはフォトンライフルを構えた名雪の愛器、ゲシュペンスト・βがいた。
「・・・貴方が皆の仇なのかは知らない・・・でも・・・少なくとも祐一はやらせないよ!」
「名雪・・・!」
『油断するな!!奴はまだ生きているぞっ!!』
そう叫んだのは、ロンドベル中核の一機、ゲッター1パイロット流竜馬・・・!
そして、その言葉通り”ヒュッケバイン”はゆっくりと立ち上がった。
そのどこにも損傷は見られなかった。
「嘘・・・直撃のはずだよ・・・!」
驚きの声をあげる名雪。
・・・それは戦場で見せた明らかな隙だった。
「名雪っ!!Gウォール展開してさがれっ!!」
祐一の声が響く!
「へ・・?きゃああっ!!」
次の瞬間には、名雪のゲシュペンスト・・・その頭部は文字通り”ヒュッケバイン”の手中にあった。
「く・・・・Gウォール展開・・・」
名雪は慌てて機体のフィールドを展開させようとした。
しかし・・・!
『展開不可能。Gウォール、Gテリトリーに中和されています』
あまりにもこの場にそぐわない無機質な声が、現実として、コクピットに響いた。
「・・・そんなことが・・・・?ああああっ!」
メキメキメキ・・・!!
少しずつ潰されていく、ゲシュペンストの頭部。
「名雪っ!!」
「させるかっ!!」
その声と共に放たれたビームの奔流が、的確な狙いで”ヒュッケバイン”の肩に直撃した。
その攻撃は、またしても大したダメージを与えてはいなかったが、着弾による衝撃からか、ゲシュペンストを掴んでいた手を離した。
ギュイ・・・・
”ヒュッケバイン”が紅い視線を向けた先には、その狙撃者が立っていた。
Zガンダム・・・パイロット、カミーユ・ビダン。
・・・その一瞬の内に、名雪は”ヒュッケバイン”との距離を取った。
そして、それと入れ替わり立ち代わりで、祐一が前進する。
計らずも、カミーユと祐一の攻撃が重なる・・・!!
「・・・消えろっ!!」
ハイメガランチャーが。
「お前だけはっ!!」
ブラスターキャノンが。
二筋のエネルギーの束が”ヒュッケバイン”に襲い掛かる!!
”ヒュッケバイン”は微動だにしない。
避けられないのか、効かないと高をくくっているのか・・・?
・・・次の瞬間、その場の全員がそのどちらでもないことを知る。
二筋のエネルギーの束は、確かに直撃した。・・・かに見えた。
それらは、そこに何もないかのように、あっさりと通り抜け、過ぎた。
「・・・残像!?」
・・・超スピードか、それとも塗料の剥離現象か・・・いずれにせよ、そこにあるのは残像だった。
「・・・じゃあ本体はっ!?」
祐一の叫びに、ゲシュペンストのコンピュータが答える。
『上空に高エネルギー反応』
「・・・・・!皆っ!上だっ!!」
その祐一の言葉に、皆その意識を上空に向ける。
ヴァサッ・・・・・!!
漆黒の翼を広げたそれは、異空間から取り出した、自身と同じ位の全長のエネルギー砲を構えていた。
そして、その砲口にはすでにエネルギーが蓄えられている・・・!!
「なっ!?・・・正気なのか?!ここは市街地だぞ・・・!!」
そのあまりのエネルギー量に、G−3ガンダムを駆る、ロンドベルのエース、アムロ・レイは驚愕した。
「させるかっ!!ゲッタービーム!!」
「ブレストファイヤー!!」
ロンドベルが誇る、二大スーパーロボット、ゲッター1、マジンガーZの灼熱色の一撃が一つとなって、”ヒュッケバイン”を襲う!!
今度は流石に避けようもなく直撃を浴びる・・・!!
「へっ!ざまあみろって・・・・なに!?」
マジンガーの操縦者、兜甲児もまた、驚きの声を上げる。
”ヒュッケバイン”は今度は確かにダメージを受けていた。
装甲は焼け、その全身からは陽炎のように煙が上がっている。
・・・中のパイロットの受けた熱量は並じゃない筈だ。
にもかかわらず、”ヒュッケバイン”は何の痛痒も感じないと言わんばかりに、その構えのままだった。
そして、その中で高められたエネルギーも同様だった。
その場の全員が止める間もないままに。
黒い力・・・”拡散式”ブラックホールキャノンが解き放たれた。
「・・・・・!!」
砲身から溢れ出た一筋の力は、その軌道の途中で、花火のように分裂、その一つ一つがロンドベルの各機体に襲い掛かった。
「くううっ!」
「畜生!」
「あああっ!?」
それらは全て的確に命中し、ロンドベルの機体全てを、地面に倒れ伏させてしまった。
・・・・・街を破壊する事無く。
幸い、致命的なダメージを受けたものはいなかったが、今すぐに動ける機体は見当たらなかった。
・・・祐一と名雪のゲシュペンストには、その攻撃は当たってはいなかった。
「・・・なんで・・・?」
名雪が呆然と、誰にでもなくそれを問う。
祐一が苦々しげにそれに答えた。
「・・・俺たちには特別な処置をしてくれるってことだろ・・・」
その言葉に、初めて”ヒュッケバイン”が答えた。
『・・・その通りだ。EOT兵器は、全て滅ぶべし・・・それが主人の意向だ』
その人の声に、祐一は己が奥に眠る荒々しい感情を抑えられなかった。
「お前は・・・何者だっ!?・・・三年前、あの冬の街を壊滅させたのは、お前かっ!?」
『・・・・・・・・』
「答えろ!!」
「・・・祐一・・・」
その祐一の鬼気迫る声に、姿に、その時ばかりは名雪も微かな怯えを覚えた。
その悲痛なる声に、”彼”は。
『・・・答える、義務はない』
その冷淡なる答えと、巨大なる砲身にエネルギーを蓄えることで答えた。
・・・先程よりもさらに大きなエネルギーが収束されていく。
それは明らかに確実なる破壊の衝動を秘めていた。
「・・・祐一っ!このままじゃ・・・!!」
「くそっ・・・!どうしようもないってのか・・・!?」
今のゲシュペンストの武装では、”ヒュッケバイン”を止めることはできない。
万事休す・・・!
の、まさにその時!
「ドリル!」
「ブースト・・・」
『ナックル!!』
「・・・!!?」
二つの、巨大なるドリルを纏った拳が”ヒュッケバイン”と、構えていた砲身に直撃する!!
”ヒュッケバイン”自身は瞬時に反応し、空に舞い上がることで難を逃れたが、ブラックホールを解き放つための触媒はものの見事に真ん中からへし折られた。
空に逃れた”ヒュッケバイン”もただそれではすまなかった。
「天上天下爆熱剣!」
『!!』
何処からか飛来したエネルギーの塊の剣が、その黒い翼を掠める!!
それにより”ヒュッケバイン”はやや体勢を崩すが、それを認識した次の瞬間にはそれを正していた。
『・・・また、EOT兵器か』
そのパイロットが呟くのに答え、その機体が姿を現した。
「・・・グルンガスト弐式改、テスラ=ライヒ研所属。・・・演習、及び実験用の機体ですが、自身の判断により、助太刀にきました。
パイロット名、美坂香里」
「同じく、美坂栞です!祐一さん、名雪さん、お久しぶりです!!」
その機体・・・グルンガスト弐式改から聞こえてきた、二人の声に、祐一と名雪は目を丸くした。
「香里・・・!生きてたんだ・・・!」
「栞も・・・今までどこに行って・・・ってまあ、見れば分かるか・・・」
「こらこら、俺もいるぞ」
その会話に入ってきたのは、グルンガスト弐式改の横に立つ、名機R−1よく似た機体からだった。
そして、それもまた祐一や名雪にとっては懐かしい、友人の声だった。
「・・・北川か・・・!」
「うわー北川くんも無事だったんだ・・・!」
「おう。おっと、いけね。同じくテスラ=ライヒ研所属、SR−1パイロット北川潤、及ばずながら手伝わせてもらうぜ」
その口上にあわせて、ポーズを取っていたりするのが、北川らしいと二人は思った。
そして、その間に、ロンドベルの機体も再び活動を可能となり・・・
”ヒュッケバイン”一機を、完全に取り囲む形となっていた。
「・・・こういうのは、あんまり好きじゃねーが・・・」
兜甲児がぼやく。
「このまま、君を放置しておくわけには行かない」
流竜馬・・・ゲッター1がトマホークを突きつけて、言う。
「投降しろ。命の保障はまだしてやれる」
カミーユ・ビダン・・・Zガンダムは油断なくライフルを構えている。
形勢逆転。
この四面楚歌の状況の中パイロットは言葉を漏らした。
『・・・悪いが、そういうわけにはいかない。僕に許されているのは絶対の勝利か、帰還だ』
「あらそう。・・・でも選択肢はもう一つあるわ」
香里がクールに言葉を紡ぐ。
「貴方の、敗北、よ。栞」
「うん、計都斬艦剣!」
その声と共に、恐るべき大きさの剣が姿を見せた!
「う・・・やっぱり言わなきゃ駄目なのかしら・・・・・稲妻・・」
「・・・重力!」
『落とし!!』
そう叫ぶやいなや、その巨体からは想像もできない加速で”ヒュッケバイン”に突っ込んでいく!
その手に宿りし剣は、禍々しいまでの力を解き放つ!!
『はあああっ!!』
ブオオオオオン!!
圧倒的なまでの力が迫った、その刹那。
『重力場、制御。転移用ブラックホール展開』
その冷静なまでの声と共に広がった”闇”がヒュッケバインを覆ったかと思うと、その姿は霞のように消え去った。
・・・跡形も、なく。
「・・・・・っ逃げられた・・・みたいね」
「う〜ん、攻撃、遅かったのかな」
かつて仲違いをしていた姉妹は、よく似た感じで、それぞれ残念そうに呟いた。
「いやいやそんなことねえよ。大したもんだぜ」
「・・・有名な兜甲児さんに褒められるなんてね」
「甲児でいいぜ。・・・あんたらもすごかったな。実戦初めてだったんだろ?」
今度は祐一たちに向き直り、話し掛けた。
「・・・訓練はしてたからな」
「祐一〜目上の人にはもっと丁寧に話さなきゃ駄目だよ〜」
「・・・お前ら、相変わらずだな」
呆れ果てた声で言った北川の声と、それを笑う微かな声がとりあえずの閉めとなった。
その後、祐一たちはとりあえず、アーガマに招かれることとなった。
そのアーガマのブリッジ。
「・・・君たちのおかげで町への被害を最小限にとどめることができた。感謝している」
アーガマの艦長にして、ロンドベル隊のまとめ役である、ブライト・ノアが祐一たちを出迎えた。
名雪、栞、北川はそれぞれ照れていた。
「いえ。当然の事をしたまでですから」
とクールに言うのは香里。
ウェーブのかかった髪をポニーテールにしていたが、今はそれを解いていた。
その姿はかつての香里となんら変わることはない。
それは栞や北川にもいえたが。
祐一もやや緊張してはいたし、その言葉が嬉しくないわけではないのだが、素直に喜ぶ気分ではなかった。
「・・・君たちの機体は・・・最新型のパーソナルトルーパーのようだが・・・?」
そう問い掛けるように言ったのは、先程の戦闘には出撃していなかったクワトロ・バジーナ。
「はい、新型です。そのテストのために起動させていたところにこの騒ぎ、でした」
「・・・そうか・・・」
香里が簡潔に答えたのを受けて、クワトロは顎に手を当てて、考える仕草を示した。
(・・・・・先程の戦闘を客観的に見ても、彼らの技量は大したものだ。それに機体の性能もずば抜けている。・・・彼らをロンドベル隊に引き入れるべきか・・・?しかし、どちらかといえば民間人の彼らをこれ以上巻き込むのは・・・)
彼がそんな考えを巡らせている時だった。
プシュー・・・とドアが開き、何人かが、ブリッジに入ってきた。
「お、さっきはご苦労さん」
「わわ、兜甲児さんだよ〜有名人だよ、祐一」
ぼかっ!
祐一と香里の拳が名雪の頭に入った。
「痛いよ〜」
「恥ずかしいからやめろ」
「・・・あんたって子は進歩がないの・・・?」
「そんなことないよ〜早く起きれるようになったよ」
「・・・名雪さん、あまりそれは関係ないです」
「・・・全然関係ないぞ」
そんなやり取りがいつもは緊張に包まれているブリッジで展開されたのだから、その場にいたものは笑わずに入られなかった。
「はは、こういうのもたまにはいいな」
と笑ったのは、アムロ・レイ。
「わわ、ゆう・・・」
「もういいって名雪」
「・・・・・ごほん。いいかな?」
「・・・すんませんブライト艦長」
「・・・・・ああ・・そのなんだ。君たちはこれからどうするのかな?」
「・・・指示は・・・まだ受けてないですからね。祐一さんたちとの訓練がおじゃんになった以上、帰らなくちゃいけないかもしれないです」
人さじ指を唇の辺りに当てて、考えるように栞が言う。
(・・・そうか、訓練の相手は栞たちだったのか・・・)
今ここに至って、祐一はようやくそれに気付いた。
「私たちも、どうなるかは・・・分からないよね、祐一」
「・・・俺に聞くなよ・・・え〜その、できれば、連絡を取らせてもらっていいですか・・・?」
祐一がそれを問うたときだった。
『その必要はありませんよ』
「艦長、マオインダストリー・・・いえ、DC・・・シュウ・シラカワさんからの通信です」
通信士の席に座っていたのは、ファ・ユイリィ。
「繋いで・・・もう繋いでいるか。ファ・・・通信の仕事になれないのは分かるが、もう少し要領よく頼む」
「は、はいすみません、艦長」
『気にする必要はありませんよ。こちらがいきなりでしたからね。・・・さて祐一と名雪はそこにいますね?』
「はい」
「はーい」
『戦闘、見せていただきました。・・・中々ですね。これならこのまま実戦に置いても問題はないでしょう』
「はい?」
「シラカワ総裁・・・それはどういう?」
『シュウでよろしいですよ、ブライト艦長。・・・マオインダストリー、テスラ=ライヒ研、及びDCとしては彼らと貴方方の都合がよければ彼ら、及び彼らの機体をそちらに派遣させようというのが総意です』
「なに・・・?」
その場に居合わせた人々の表情がいろんな色に染まっていく。
驚き、疑問、理解不能・・・実に様々だった。
「・・・彼らはこれがはじめての実戦。・・・しかも軍属ではない。それをいきなり戦場に放り込むとは・・・穏やかではないな」
「その意見には俺も賛成だ」
クワトロ、そしてアムロが口々に言った。
『おや、お二方ほどのニュータイプがおかしなことを。そんな経緯でこの世界に入り込んでしまった実例に事欠かない部隊でしょう、そこは』
「・・・それは、そうだが」
自身や、兜がまさにその例なので、アムロはそれ以上は言えなかった。
『それに、パーソナルトルーパーと、そのパイロットたちはこういうときのために訓練を受けているのです。そうでしょう?』
その問いは、祐一たち5人に向けられていた。
そして、その問いは肯定でしか返せないものだった。
『まあ、それも彼ら次第、ですが』
無言のままの視線が祐一たちに集まる。
「・・・・・祐一、どうする?」
「・・・・・俺は・・・ここで戦う」
静かに、だがあらん限りの意思を込めて、祐一はそれを言の葉に乗せた。
「相沢・・・」
「祐一さん・・・」
「あたしも、そうさせてもらうわ」
「お姉ちゃん?」
「・・・あたしたちがパーソナルトルーパーに乗っているのは伊達や酔狂じゃないから。
相沢くんも、このままテストパイロットで終わるつもりはなかったんでしょ?」
・・・香里もまた、自分と同じ思いでこの場にいることを、祐一は知った。
「まあ、な。・・・名雪は・・・って聞くまでもないか」
「祐一のいるところが、私の居場所だから」
と、穏やかに笑った。
(後ろではやし立てるものはいたが、場違いだと思ったのか、自ら自粛していった)
「グルンガストは一人じゃ動かせないよ、お姉ちゃん」
「・・・そうね。ごめんね、栞」
「ううん、気にしないで。私がお姉ちゃんや、皆さんと一緒にいたいからなんだから」
「俺も付き合うぞ〜」
『・・・決まったようですね。あとは、ブライト艦長・・・貴方の判断です』
「・・・・・仕方あるまい。相沢祐一、以下5名。これより、ロンドベル隊の指揮下に入ってもらう。
いいか?」
『はいっ!!』
・・・こうして。
祐一たちはロンドベル隊の中に組み込まれて行くこととなった。
それと同時に、大いなる運命に組み込まれてしまったことを、知らないままに。
・・・続く。
次回予告。
祐一たちを加えたロンドベル隊は、更なる戦力増強のために、日本各地のスーパーロボットたちの協力を仰ぐこととなる。
その道中に現れた、謎の鎧兵士たち。
彼らには、通常兵器が通用しなかった。
限定空間の中、苦戦を強いられるロンドベル隊。
そこに、現れたのは・・・!!
『帝国華撃団、参上!!』
次回、サクラ、舞う
乞うご期待はご自由に。
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