2007年夏オフレポートダイジェスト

薫「はい、やって参りましたレポートシリーズ第6弾。
  今回は管理人の東京オフ会についてのレポートです」
陸「で、なんで”ダイジェスト”なのか説明は?」
情野「うむ、ぶっちゃけ記憶がずいぶん薄れてきた」
薫「私の必殺技、パート1っ!!!」
情野「はぶっ!?」
薫「昔の人は言ってますよ。
  鉄は熱いうちにうて、と。
  もっと早くに書いてればそんな事は無いんですよ」(怒。
陸「右に同じ」(怒。
情野「うう、皆様、本当にすみません。
   此処の所書き物全般にテンションがあがらず、この始末。
   今後はこういうレポート系は即座に書き上げるよう努力しますので、どうかご容赦ください」
薫「本当にもう……いい加減しゃっきりしないと見限られますからね。
  ソレは私達も同様です」
陸「薫さんの言う通りだぞ。
  物書きを仕事にしたいとか言うんなら、もっとキリキリ働け」
情野「……反省してます。
   では、反省を込めながらしっかりレポートを書かせていただきます」
  
さて、出発当日。

出発時間ギリギリまでバイトして、
その足で高速バスに乗る予定だったのですが、
バイト先の酒屋さんの店長の御好意で早めに帰らせてもらう事になりました。

薫「良かったですねー」
情野「いや、本当に。
   人の気持ちが身に沁みます」
陸「……でも、大失敗を一つやらかして、そのせいで胃が痛む事になるんだよな、確か」
情野「うぐ、いらん事を……その事については少し後で」

ともあれバイトを終えた僕は家に帰宅、纏めていた荷物を持って高速バスの乗り場まで出発〜。

薫「あれ、今回は荷物が少ないっぽい?」
情野「ああ、今回はコミケのカタログは現地調達する予定だからな。
   その分薄く見えるんだろ」
薫「ぬぅー。現地調達ねぇ。
  いつもなら出発前に通販なりで買ってる筈なのになんでまた?」
情野「……今回は資金難でな。
   下手に事前に買うと熟読してチェックしまくって欲しい本を買い過ぎてしまう気がしたんで、
   ソレを多少抑える為に、直前まで読まない買わないでいこうと思ってるのさ」
薫「ふむ。
  今のコミケはカタログ確認入場とかしてませんけど……購入は基本必須だし、事前に買っといたほうがいいでしょうに」
情野「まぁそうなんだけど……結果的に買うつもりだし問題ないだろ?」
薫「ぬぅ」

しかし、コレが後に色々と尾を引く事になろうとは、この時は微塵も思ってませんでした(涙。

まぁそんなわけでひとまず長崎→福岡間のバスに乗って出発〜
とりあえず、この辺りは何の問題もなく順調に福岡に到着。

情野「さて、次は東京行きのバスか……って人が多いなぁ」
薫「やっぱ時期が時期ですからねー。
  東京に帰る人とか……って、どうしたんです、乗車券睨んで」
情野「いや、この座席番号の前に書いてる七号ってどういうことなんだろうなって思って」

気になったので窓口に話を聞いてみると。

情野・薫・陸『七号車〜?!』

つまるところ、福岡〜東京行きのバスは八台あって、僕が乗るのは七号車だってことらしいのですが。

情野「八台分もバスに乗る人がいるのか〜」
薫「今は新幹線とか飛行機に乗る人が多いと思ってたんですけどね」
陸「というかちょい待つ羽目になりそうだな」

そんなわけなんで少し時間が空いたんで家とバイト先に電話。

薫「家は分かるけど、なんでバイト先に?」
陸「……あの馬鹿、出発前の仕事だからって気張ってシャッター壊しちゃったんだよ」
薫「えええ〜っ!!?」

それが先程言った『失敗』なのです。
正確に言えば、開店前に鍵を急いで開けようとして鍵の部分を壊しちゃったのです。
店長は気にしなくていいとおっしゃってくれましたが、流石にそういうわけにも行かず電話。
店長は驚いてましたが、大丈夫だから気にせず行ってこい、との事。
本当にすみませんでした(涙。

情野「ふぅぅぅぅぅぅぅ」
薫「あ、思いっきり息吐いてる」
陸「どうやらなんとかなりそうなんで少しは安心したみたいだな」

この後、旅の間中思い出しては胃が痛くなったりしたのですが、
ひとまず行動できる程度には安心したので、行動開始。
出発前に食べ物飲み物購入して、トイレなんかも済ませているうちにいつのまにやら出発時刻。
流石に八台分なので予定時刻どおりとはいかず、予定時刻の十分後の出発〜

情野「バスにしては快適なんだけど……」
薫「やっぱりバスですからねー」

今まで寝台列車やらを利用している身としてはやや狭く感じました。
でも、その分旅行費用が安めなので我慢我慢。

そんなわけでバスで一夜を明かした果てに東京到着。

情野「さて、まずは弟に連絡だ」

今回宿泊費を浮かすためにも東京で生活している弟の家に転がり込む羽目に。
正直、出来得る限り避けたかったんですが、金が無いのはしょうがない(涙。

陸「弟さんはオタクじゃないんだよな?」
情野「ああ。でも漫画好きだから土産に『天上天下』の最新刊買っておいた」
薫「弟さん、音楽やってる人なんだから『BECK』にしとけばいいのに」
情野「……出発前に寄った本屋に一番新しい巻が無かった(汗」

まぁ、その辺の漫画談話はさておき、無事弟と合流。
奴の暮らすアパートに向かいました。

情野「おおー、なんか漫画の四畳半アパートっぽい」

弟の借りている部屋はまさにそんな感じで、一人暮らしする際の僕の理想に限りなく近かったですね。

情野「うん、一人暮らしする時はこういう部屋に住もう。
   んで子猫を飼ってコロコロ転がすように可愛がるのさ」
薫「分かります分かります。
  そういうの、ロマンがありますよね♪」
陸「そ、そうかな?」

まぁそんな感じで弟の部屋に荷物を置いて、とりあえずコミケ会場にGO!

情野「ここからの行き方を把握しとかないとな」
薫「当日迷うのは難儀ですからねー」

久しぶりの地下鉄・りんかい線でしたが身体が覚えていたのか、無事にコミケ会場に到着。

陸「うわ、相変わらず人多いのな」
薫「そうね……でも、なんかいつもより人が多いような?」
情野「うん、なんかそんな気が……ってカタログ売り切れ?!!」

人を多く感じたのは気のせいではなかったらしく、カタログ完売の文字が。

情野「……ま、まぁ、明日の分はある筈だし、今日はとりあえず見て回るかな」
薫「……動揺してる動揺してる」

予想外の展開に驚きつつ、フラフラと歩き回りました。
相変わらずの熱気に圧されまくりましたが、このエネルギーを浴びるのは中々に良いものです。

情野「なんていうか、命の息吹を感じるなぁ」
陸「いや、そんなもんじゃないような気が」

ともあれ、空気だけはしっかり堪能して、会場を後に。
そして今日のメインであるオフ会の集合地である新宿へGO!!

薫「って、早過ぎない?
  一度弟さんの所に帰ったほうが……」
情野「バイトらしくて家に鍵が掛かってるから無理」

そんなわけでニ三時間ほど新宿駅近郊を歩き回り時間潰し。

情野「しかし、歩けば歩くほど僕場違いな気が」
陸「そんなん来る前から分かりきってただろ」
情野「うう、そですね」

まぁそれでも色々経験出来たんで良し。

あと、手相の勉強をしてる、って人に、噂には聞いてましたが初めて会いましたよ。
勿論丁重に遠慮させていただきましたが(汗。

そんなこんなで時間を潰した後、いつもの集合場所へと余裕を持って到着。

情野「昔は遅れたら切腹よ〜だったからなー。
   うんうん、懐かしい」

数年前の事を思い出しながら、待つ事暫し。
ナックさん、かかしさん、CatsRushさんと合流〜

情野「皆様、本当にお久しぶりでした」
薫「うんうん、会えてよかったですね」

そんな再会の中、コミケのカタログの話に。
……どうやらかかしさんも手に入れていないご様子。

とらのあなに買いに行ってくれるというナックさんの御好意に甘えたものの、そちらもきっちり売り切れ。

オフ会の主催者であるtukiさんがもう少し遅れるということもあり、
四人で少し本屋などを徘徊してカタログを探す事になりましたが……。

情野「……ない。ないない。見事に無い」
薫「ぬぅ、今年は一体……?」
陸「……お盆と時期がずれてるから行く人が多いんじゃないか?」
情野「それだ!! それだよブレイド!!」
陸「……ブレイドって?」
薫「あー、仮面ライダーブレイドにそういう台詞があるの」

まぁ、そんな漫才はさておき、結局カタログは見つからず。
おまけに遅れたtukiさんを待たせてしまうという事態に。

情野「うう、マジすみませんでした」
薫「……やっぱり事前の準備って大事ですよね」
情野「はい、反省します」

そんなわけでトラブルもありながらtukiさんと合流した僕達は、早速飲み会へと雪崩れ込み。

情野「うう、この空気久しぶりだなー」

テンションは上がるものの上手く会話できないのはいつもの事。
上手く話せず申し訳ありませんでした。

その後、飲み会終了後は基本的な流れという事でカラオケに。

情野「おお、皆さん素敵なナンバーをっ!」

皆様が歌われたのは、
もってけ!セーラーふく、携帯哀歌、明日への咆哮、撲殺天使ドクロちゃん、などなど。
大いに盛り上がる曲の数々が披露された他、皆様味のある歌を歌ってくださいました。

薫「こりゃあ、負けてられませんね」
情野「うむ。となれば僕も準備していた対イベント用の選曲をっ!」

そんなわけで武装錬金主題歌『真っ赤な誓い』、
創聖のアクエリオン主題歌『創聖のアクエリオン』、
ハルヒの『God knows…』など、有名所を下手の横好きで唄いました(汗。

薫「しかし……ニコニコ動画での影響丸出しですね」
情野「う、確かに」

とまぁ、そんな感じで皆楽しく唄いまくっていたのですが、
集合時間が遅かったので、後半はちょっと駆け足気味になりました。
締めの曲はある意味今年に相応しい『レッツゴー!陰陽師』(笑。

情野「出来れば完璧に踊ってみたかったけどな」
薫・陸『アンタには無理無理』

そんなわけで今日の所は解散。
参加された皆様、本当にありがとうございました。
………………そうして解散したのは良かったのですが。

情野「ぬぅ、弟との合流場所が分からん」
薫「また迷子風味展開ですか」
情野「やかましい」

地理に疎い僕を心配して、弟が迎えに来る手筈になっていたのですが新宿駅が広くて中々合流できず。
合流に約二十分掛かりました(汗。

まぁ、それでもなんとか合流できたので無事『帰宅』。
コミケに参戦するのが決まっていたので睡眠時間三時間でGO!(笑
起きれるかどうか不安だったのですが、どうにか起床に成功。

薫「この辺りは流石に経験ですね」
情野「もっと辛い時もあったしねー。
   流石に慣れた」

んで電車に乗って途中かかしさんたちと合流。
ナックさん、かかしさん、僕でコミケ会場へと向かいました〜

情野「って、凄い人だな」
薫「そうですね、過去参戦中最高じゃないですか?」
陸「うぉ、人酔いしそう」

開場二時間前だと言うのに、人、人人人。
流石に今年は一味違います。

情野「と、開場前にカタログを買わないと」
薫「そですね」

ナックさんに陣を任せ、かかしさんと二人してカタログを買いにいったのですが……

情野「おおおおおっ!? もう売り切れっ!!?」

驚くべき事に既に売り切れ。
流石にこれではどうしようもなかったです。

薫「あーあ、こんな事になろうとはねー」
陸「事前準備、大事だよな」
情野「うううう。
   すみません、コミケスタッフ皆様。
   次回はちゃんと事前に買いますんでお許しください」

そんなわけで心で謝罪しつつ、列に戻りました。

待っている間、かかしさん、ナックさんと楽しくお話させていただきました。
お二人とも、こんな話下手の僕に付き合っていただきありがとうございました。
……あと、突っ込みはもう少し上手くなろうと思いました(笑。

そう楽しく話していると時間と言うのはあっという間で。
今年は誘導がスムーズに行かなかったのか、会場入りは遅れましたが無事開場。

情野「さぁ……」
薫「お祭りの始まりよっ!!」
陸「……いつもどおりだなぁ」

まず最初にかかしさんお目当てのサークルさんを目指して西館へ。
最初は東館に向かった人が多かったのか、思ったより人の流れがありませんでした。
その幸運に乗る形でかかしさんのお目当てのゲームを速攻ゲット。
大したお手伝いは出来ませんでしたが、無事ゲットできてなにより。

他は優先して購入するものが特に無いという事で、お二人には暫くの間僕が色々探すのに付き合っていただきました。

情野「人ごみの中でも頼もしく思えましたね〜」

最終的に毎回楽しみにしている『わつき屋』さんの本をかかしさんとゲットした後に解散。
ナックさん、かかしさん、お付き合いいただき、本当にありがとうございました。

その後は個人の戦い……という事で、色々見て廻りました。
買ったのは数冊ですが、個人的には満足。

薫「企業のは買わないんですか?」
情野「金もないし、特に心惹かれるのも見当たらなかったから今回は買わなかった」
陸「まぁ、たまにはいいんじゃないか?
  ……基本無駄遣いばっかだし」
情野「うるさし」

そんなわけで無事コミケを堪能した後、その足で新宿へ。
新宿へと向かった目的は一つ。

薫「製作中のゲームスタッフによる話し合いですね」
情野「その通り」

今回はコミケというよりオフ会とこの話し合いがメイン。
そんなわけで色々考えつつ、緊張しつつ時間を潰し、無事合流。
ボケーとしていた所を、総責任者たるゆべしさん、CG担当の天羽さんの方から見つけていただきました。

その後は、以前も話し合いをした場所でお仕事で遅れるというtukiさんを待ちながら色々談話。
ゲーム製作の話もじっくりできましたが、そのほかでも色々興味深い話が出来てよかったです。

それから暫し経ってtukiさんも参加。
お忙しい中、時間を割いてくださってありがとうございます。

tukiさんにはキャラクターや物語について深く把握していただいていて、嬉しいやらありがたいやら。
だからこそ、話し合いの中でシナリオについての意見をしっかり提示していただいて……本当に感謝です。

薫「今回はかなり身のある話し合いになりましたね」
陸「BGMのCDも貰ったしな」
情野「うん、これがまた凄く良いBGMばかり。
   気合がますます入りましたよ」

ご多忙の中集まってくださった皆様、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。

そんなわけでその日も無事に終わり、またまた迎えに来てくれた弟と共に『帰宅』。
たまには、という事でビールやチューハイを飲んで久しぶりに話をしました。

んで翌日。
時間があれば、tukiさんにお誘いしていただいた事もあり、秋葉原に行こうと思っていたのですが……
よほど疲れが溜まっていたのか目が覚めたのが一時半頃(涙。

薫「まぁ、睡眠時間かなり削ってましたからね」
情野「うう、tukiさん本当にすみません。
   次回の機会はゆっくり話したり廻ったりしましょうね〜」

そんなわけで、弟と銭湯に行ったりして垢を落とし、
すっきりした上で帰り支度をして、バスターミナルへ。

今までは最後の最後は一人で帰宅していたので、
見送りがあるというのがなんとなく変な気持ちになりました。

薫「素直に名残惜しいって言えばいいのにね」
陸「全くだ。あと弟に限らず、誰かに見送られると寂しくなるんだよなコレ」
情野「……なんか言った?」
薫「いいえ、なにも?」

そんなわけで無事バスに搭乗……一夜を掛けて無事に家に帰り着く事が出来ました。

今回の旅は、今まである程度立てていた予定も殆ど無く、
不安な旅でしたが、旅先での皆様に大いに助けられ、楽しくもあっというまな時間を過ごす事が出来ました。

情野「この旅に関わった全ての人に、心からの感謝御礼を申し上げます。
   本当にありがとうございました」
薫「こんな馬鹿な人ですけど、今後も仲良くしていただければ幸いです」
陸「では、またの機会まで」

一同『それでは〜♪』